文献詳細
外科診療に潜むピットフォール―トラブル回避のためのリスクマネジメント講座・3
文献概要
腹腔鏡下胆囊摘出術は胆石症に対する標準手術として広く普及していますが,開腹手術に比較すると手術手技の自由度が低いことや視野確保が難しい場合もあるために,手術に関連してさまざまなトラブルが報告されています.そのなかで最も頻度の高い事故が胆管損傷であり,そのリカバリー方法についても多くの議論のあるところです.
今回は,腹腔鏡下胆囊摘出術で総胆管を損傷し,再建手術もうまくいかず,再々手術が必要となってしまった事例について考えてみます.
今回は,腹腔鏡下胆囊摘出術で総胆管を損傷し,再建手術もうまくいかず,再々手術が必要となってしまった事例について考えてみます.
参考文献
1)古川俊治:メディカル クオリティ・アシュアランス―判例にみる医療水準,第2版.医学書院,2005,pp275-279
掲載誌情報