文献詳細
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新鮮外傷の外来閉鎖療法実施におけるドレッシング材の問題点と工夫
著者: 水口敬1 寺師浩人1 田原真也1
所属機関: 1神戸大学大学院医学系研究科形成外科学
ページ範囲:P.845 - P.851
文献概要
従来の創傷治療(消毒,ガーゼ,包帯など)は,医学的根拠に沿わず慣習的に行われてきた部分が少なくない.ここ数年,湿潤環境理論などが一般にも認知されるようになり,各施設でも閉鎖療法が取り入れられるようになってきたが,現時点では各施設での治療法に大きな差があるといわざるを得ず,特に外来治療においてはその差は顕著である.また,残念ながら逆に患者にとって従来法に劣る治療となっている場合も少なくない.
個々のドレッシング材の特徴と創の性質を十分把握したうえでの正しいドレッシング材の使い方はもちろんのこと,その問題点を把握し,対応法をもつことが重要である.そこで,われわれは新鮮外傷の外来閉鎖療法実施におけるドレッシング材の問題点と工夫を検討した.
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