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文献詳細

雑誌文献

臨床外科63巻7号

2008年07月発行

文献概要

ひとやすみ・35

自己の健康管理

著者: 中川国利1

所属機関: 1仙台赤十字病院外科

ページ範囲:P.997 - P.997

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 患者さんには聖人君子のごとく健康管理の重要性を説いていても,いざ自分のことになると自分が垂れている高説を守れる医師は少ない.しかも,医師という職業は因果なもので,少々体調が悪くても休むことができない.したがって,休まないためにも日頃から自己による健康管理が大切である.

 活力の源は食事であり,健康管理の基本である.食事は三度三度,定まった時間にゆっくり時間をかけて摂取すべきである.とは言っても,職業柄,患者さんが急変したり手術や検査が長引いたりすると昼食などは不規則になる.さらに,食事する時間が取れたとしても短時間であり,いわんや「30回咀嚼すべき」とか「食後30分間くらいは安静にすべきである」など,常日頃垂れている口上を実際に行うことは困難である.しかし,少なくとも朝食は必ず摂るべきである.朝食を摂るためには,排便を含めた朝のセレモニーを行う時間的余裕がないといけない.そのためには1日の始まりである起床時間を一定にする必要がある.始まりが規則正しければ,順調に1日は回り始める.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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