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文献詳細

雑誌文献

臨床外科64巻1号

2009年01月発行

文献概要

カラーグラフ エキスパート愛用の手術器具,手術材料・1【新連載】

剪刀,鑷子,鉗子類

著者: 尾形佳郎1

所属機関: 1栃木県立がんセンター外科

ページ範囲:P.5 - P.10

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はじめに

 剪刀,鑷子,鉗子類,これらの手術器具は外科手術を行う際の基本中の基本であり,古くから先人による各種の考案・改良がなされて使用されている.そのため,各施設で異なった呼称で使われている状況であると推察されるが,本稿ではわれわれが通常使用している名称を使用した.掲載した写真から実際の器具を確認していただきたい.

 基本の手術器具であるため,外科医になった当初から慣れ親しみ,その使用頻度は高い.それだけに,チーム医療である手術においては互いに共通した使用法が求められ,そのためには外科医として最初に教育されるときにその取り扱いを正しく学習することが重要である.

 本稿では,筆者が常々,消化器外科手術で使用している器具を紹介し,研修医も含めた若い外科医を教育する立場でその使用法を概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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