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ひとやすみ・42
学会出張における営業努力
著者: 中川国利1
所属機関: 1仙台赤十字病院外科
ページ範囲:P.53 - P.53
文献購入ページに移動 医師は日々進歩する医学を学ぶために,種々の講習会や学会に参加する必要がある.さらに,昨今の専門医制度では専門医を取得・維持するために学会参加が義務づけられている.しかしながら,多くの病院は医師の学会出張に年間の回数や総額に制限を設けている.私が勤める病院でも学会出張は年間2回まで,しかも出張期間は合計6日以内と規定している.また,規定を超えた学会出張では,演者や座長を務める場合にのみ片道の交通費が支給される.学会に出張すると,会場費や講習会費が必要である.全額の出張旅費を支払われても,学会に参加すると懐を痛めるのが実情である.
通常,旅費は出張先までの鉄道会社や航空会社の正規運賃が支払われる.一方,昨今の各種割引制度を利用すると,正規運賃より割安に出張することができる.さらに,各運送会社やカード会社は顧客の囲い込みを目的に,利用するとポイントが貯まる種々の制度を設けている.したがって,よほど差し迫った出張でなければ,格安旅行券や宿がセットになったパックツアー券を取得するのが常である.しかしながら昨今,公務員が出張における正規運賃との差額を取得することが問題にされている.そこで,みなし公務員である当院でも,旅費ではなく病院の手配による旅行券が直接支給されるようになった.
通常,旅費は出張先までの鉄道会社や航空会社の正規運賃が支払われる.一方,昨今の各種割引制度を利用すると,正規運賃より割安に出張することができる.さらに,各運送会社やカード会社は顧客の囲い込みを目的に,利用するとポイントが貯まる種々の制度を設けている.したがって,よほど差し迫った出張でなければ,格安旅行券や宿がセットになったパックツアー券を取得するのが常である.しかしながら昨今,公務員が出張における正規運賃との差額を取得することが問題にされている.そこで,みなし公務員である当院でも,旅費ではなく病院の手配による旅行券が直接支給されるようになった.
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