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文献詳細

雑誌文献

臨床外科64巻1号

2009年01月発行

文献概要

特集 外科診療上知っておきたい新たな予後予測因子・スコア 〔非腫瘍性疾患における新たな予後予測因子〕

急性胆道炎における予後予測因子

著者: 真弓俊彦1

所属機関: 1名古屋大学大学院医学研究科救急・集中治療医学

ページ範囲:P.67 - P.71

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要旨:急性胆管炎や急性胆囊炎の重症度判定基準は最近まで存在しなかったが,2005年10月にはじめて「科学的根拠に基づく急性胆管炎,胆囊炎の診療ガイドライン」が発行された.また,国際ガイドラインである「Tokyo Guidelines for the management of acute cholangitis and cholecystitis」でもこれとは異なる重症度判定基準が示されることとなった.今後の実際の臨床例での評価によって,これらの重症度判定基準の整合性,有用性を評価することや,これらの重症度判定基準間での相違を整合していくことが必要である.

参考文献

1)急性胆道炎の診療ガイドライン作成出版委員会(編):科学的根拠に基づく急性胆管炎,胆囊炎の診療ガイドライン.医学図書出版,2005
2)Takada T, Kawarada Y, Nimura Y, et al:Background:Tokyo Guidelines for the management of acute cholangitis and cholecystitis. J Hepatobiliary Pancreat Surg 14:1-10, 2007(ガイドライン全文はhttp://www.springerlink.com/content/g308q28v2720/から閲覧やPDFのダウンロードが可能)
3)Wada T, Takada T, Kawarada Y, et al:Diagnostic criteria and severity assessment of acute cholangitis:Tokyo Guidelines. J Hepatobiliary Pancreat Surg 14:52-58, 2007
4)Mayumi T, Takada T, Kawarada Y, et al:Results of the Tokyo Consensus Meeting Tokyo Guidelines. J Hepatobiliary Pancreat Surg 14:114-121, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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