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特集 できる!縫合・吻合 Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法 3.胃
胃全摘後の器械による食道-空腸吻合
著者: 梶山美明1 岩沼佳見1 富田夏実1 天野高行1 諌山冬実1 鶴丸昌彦2
所属機関: 1順天堂大学医学部上部消化管外科学 2順天堂医院がん治療センター
ページ範囲:P.115 - P.117
文献購入ページに移動今日では胃全摘後の食道-空腸吻合はサーキュラーステイプラーを用いた器械吻合を行うことが一般的である.吻合はステイプラーを打ち込むことによって実行されるが,「ステイプラーをファイヤーする時点で,実は吻合はすでに終了している」と考えなければならない.すなわち,器械吻合の要点はファイヤーする以前の様々な準備操作である.
本稿では,当科で厳格に標準化し統一している器械による食道-空腸吻合法(空腸断端からステイプラーを挿入する端側吻合法)を示し,われわれの器械吻合についての基本的考え方と手技を解説する.
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