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文献詳細

雑誌文献

臨床外科64巻11号

2009年10月発行

特集 できる!縫合・吻合

Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法 3.胃

胃全摘後の器械による食道-空腸吻合

著者: 梶山美明1 岩沼佳見1 富田夏実1 天野高行1 諌山冬実1 鶴丸昌彦2

所属機関: 1順天堂大学医学部上部消化管外科学 2順天堂医院がん治療センター

ページ範囲:P.115 - P.117

文献概要

はじめに

 今日では胃全摘後の食道-空腸吻合はサーキュラーステイプラーを用いた器械吻合を行うことが一般的である.吻合はステイプラーを打ち込むことによって実行されるが,「ステイプラーをファイヤーする時点で,実は吻合はすでに終了している」と考えなければならない.すなわち,器械吻合の要点はファイヤーする以前の様々な準備操作である.

 本稿では,当科で厳格に標準化し統一している器械による食道-空腸吻合法(空腸断端からステイプラーを挿入する端側吻合法)を示し,われわれの器械吻合についての基本的考え方と手技を解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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