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特集 できる!縫合・吻合 Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法 3.胃
噴門側胃切除後の器械による食道-胃吻合
著者: 藤中良彦1 掛地吉弘1 前原喜彦1
所属機関: 1九州大学大学院医学研究院消化器・総合外科
ページ範囲:P.150 - P.153
文献購入ページに移動U領域での胃癌の発生は少なく,噴門側胃切除の術後予後や合併症,残胃癌発生率,quality of life(QOL)の維持についてのエビデンスが少ないことから噴門側胃切除術が選択される症例は少ない.しかし,噴門側胃切除が胃全摘と比較して摂食量や術後体重回復などが良好であったという報告もあり,すべての上部胃癌症例に対して胃全摘術を施行することは好ましくない.そのため,根治性を下げることなく術後のQOLを維持するために各施設で様々な工夫が行われている1).また,噴門側胃切除後の食道-胃吻合においては,逆流性食道炎をいかに予防するかが重要なポイントであることが明らかである.
本稿では,本手技の実際およびポイント,Pitfallを述べる.
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