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特集 できる!縫合・吻合 Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法 3.胃
胃切除再建における手縫いによる空腸-空腸端側吻合
著者: 持木彫人1 桑野博行1
所属機関: 1群馬大学大学院医学系研究科病態総合外科学
ページ範囲:P.177 - P.179
文献購入ページに移動胃切徐再建における空腸-空腸端側吻合はRoux-en-Y法において必要とされる吻合手技である.以前は幽門側胃切除術後の再建法はBillroth Ⅰ法,Ⅱ法がほとんどであったが,近年は腹腔鏡下手術の普及に伴ってRoux-en-Y法が盛んに行われるようになってきている.また,胃全摘術でも一時期のパウチ志向からその見直し,特に消化管運動の回復遅延が示唆され1),簡便なRoux-en-Y法が再評価されつつあり,空腸-空腸端側吻合を行う機会も増えてきた.消化管の再建において器械吻合が増加しているなか,研修医や若手医師に行わせる手縫いの吻合は少なくなりつつある.空腸-空腸吻合は数少ない研修のための手縫いによる吻合と考える.
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