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文献詳細

雑誌文献

臨床外科64巻11号

2009年10月発行

文献概要

特集 できる!縫合・吻合 Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法 4.小腸

小腸切除後の器械による小腸-小腸吻合

著者: 前田耕太郎1 花井恒一1 佐藤美信1 小出欣和1 松岡宏1 勝野秀稔1 野呂智仁1 安形俊久1

所属機関: 1藤田保健衛生大学医学部消化器外科

ページ範囲:P.203 - P.205

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はじめに

 小腸切除後の吻合は手縫いによる端々吻合によって行われることが少なくないが,Steinchen1)による機能的端々吻合の報告以来,小腸でもこの吻合法が広く行われるようになった.機能的端々吻合はクローン病においては術後の再狭窄までの期間を延長することが報告されており,特に良性疾患の吻合法として優れた吻合法である.

 本稿では主に小腸切除後の器械による機能的端々吻合について解説する.

参考文献

1)Steinchen FM:The use of staplers in anatomical side-to-side and functional end-to-end enteroansstomoses. Surgery 64:948-953, 1968
2)前田耕太郎,花井恒一,佐藤美信,他:自動吻合器・縫合器の種類と特徴.臨外 63:165-170,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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