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特集 できる!縫合・吻合 Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法 4.小腸
小腸切開部の縫合閉鎖
著者: 高橋慶一1
所属機関: 1がん・感染症センター都立駒込病院外科
ページ範囲:P.206 - P.208
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小腸切開部の縫合閉鎖は,これを本来の目的として手術を行うことは稀である.小腸切開は通常は,腹膜播種やほかの癌の浸潤によって小腸壁の一部を合併切除したり,観血的に小腸ポリープを切除する場合に行うことが多い.また,癒着の剝離時に小腸壁を損傷し,縫合閉鎖することもしばしばある.したがって,最も小さな手術の1つであるが,通常は手縫いで行うものであり,消化器外科医としては必須の手術手技である.
小腸切開部の縫合閉鎖は,これを本来の目的として手術を行うことは稀である.小腸切開は通常は,腹膜播種やほかの癌の浸潤によって小腸壁の一部を合併切除したり,観血的に小腸ポリープを切除する場合に行うことが多い.また,癒着の剝離時に小腸壁を損傷し,縫合閉鎖することもしばしばある.したがって,最も小さな手術の1つであるが,通常は手縫いで行うものであり,消化器外科医としては必須の手術手技である.
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