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文献詳細

雑誌文献

臨床外科64巻11号

2009年10月発行

文献概要

特集 できる!縫合・吻合 Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法 5.大腸

結腸切除後の器械による結腸-結腸吻合

著者: 荒武寿樹1 三宅邦智1 瀬下明良1 亀岡信悟1

所属機関: 1東京女子医科大学医学部第2外科学

ページ範囲:P.244 - P.247

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はじめに

 腹腔鏡下手術の普及や縫合・吻合器械の進歩に伴い,現在結腸切除後の吻合は手縫い吻合から器械吻合へと移行してきている.器械吻合の利点は誰がやっても手技が安定しており,吻合にかかる時間の短縮が図れることである.さらに手技を比較的短時間でマスターできる点もある.開発の歴史からも器械吻合は手縫い吻合の延長上にあり,手縫い吻合を含めた吻合方法・手技の基本および使用する器械の特性について十分理解しておく必要がある1~4)

 本稿では,結腸切除後の結腸-結腸吻合の手技のポイントについて述べる.

参考文献

1)荒武寿樹,小川真平,亀岡信悟:自動縫合器・吻合器の種類と特徴.消外 29:273-287,2006
2)福永正氣,菅野雅彦,永仮邦彦,他:下部消化管手術 消化管吻合・再建術.外科治療 98:24-35,2008
3)亀岡信悟,板橋道朗,荒武寿樹,他:器械吻合.手術 58:342-346,2004
4)亀岡信悟,荒武寿樹:小腸・結腸の手術 結腸右半切除術.消外 25:932-939,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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