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文献詳細

雑誌文献

臨床外科64巻11号

2009年10月発行

文献概要

特集 できる!縫合・吻合 Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法 5.大腸

ISR・ESR後の縫合(経肛門的結腸-肛門吻合術)

著者: 衣笠哲史1 赤木由人1 白土一太郎1 龍泰彦1 吉田武史1 白水和雄1

所属機関: 1久留米大学医学部外科学講座

ページ範囲:P.259 - P.261

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はじめに

 近年,これまで直腸切断術を余儀なくされていた肛門にきわめて近い下部直腸肛門管癌に対する括約筋切除肛門温存術(intersphincteric resection:ISRやexternal sphincter resection:ESR)など肛門機能を温存した手術術式が普及してきた.内肛門括約筋や一部の外肛門括約筋を切除するこれらの術式の再建方法は,経肛門的結腸-肛門吻合術である.今回,本稿ではISR・ESR後の経肛門的結腸-肛門吻合術(縫合方法)について述べる.

参考文献

1)Shirouzu K, Ogata H, Araki Y, et al:A new ultimate anus preserving operation for an extremely lower rectal cancer and for an anal canal cancer. Tech Coloproctol 7:203-206, 2003
2)赤木由人,白水和雄:経肛門的直腸腫瘍切除術.桑野博行(編);卒後5年でマスターする消化器標準手術.メジカルビュー社,203-208,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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