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文献詳細

雑誌文献

臨床外科64巻11号

2009年10月発行

文献概要

特集 できる!縫合・吻合 Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法 6.肝・胆道

肝実質の縫合

著者: 平田公一1 水口徹1 目黒誠1 川本雅樹1 成田茜1 木村康利1 古畑智久1

所属機関: 1札幌医科大学医学部第一外科

ページ範囲:P.284 - P.288

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はじめに

 今日,肝実質の縫合操作は,主として肝損傷を対象とした外科技術と認識される.一方,肝損傷の治療法として肝縫合という術式はありえないとの考え方もあり1),筆者としてもこの考え方には一理あると考えている.

 肝切除時の肝離断面からの出血防止対策やその対応策として,肝縫合はかつて肝臓外科領域では応用頻度の高い手技であった.今日においても肝硬変例や出血傾向を伴う症例の肝切除などで肝離断面の出血防止対策として利用されている有用な手技ではあるが,今日の手術機器発達に伴い,この点ではその必要性が低下しつつある.

 しかし,肝実質の縫合操作は消化器外科医,腹部救急外科医にとっては実際臨床上必須の手技であることは否めない.本稿では,その正確な手技のあり方とその実際を紹介する.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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