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特集 できる!縫合・吻合 Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法 8.内視鏡下手術における吻合
内視鏡下手術における縫合技術
著者: 金平永二1
所属機関: 1上尾中央総合病院AMG内視鏡外科アカデミー
ページ範囲:P.358 - P.365
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本稿で解説する縫合技術とは,自動縫合器やクリップを用いず,持針器を用いて運針し,糸結びを実施する体内縫合を指す.様々な状況下においてこのような縫合技術が行えれば,内視鏡下手術の安全性は向上し,手術の応用範囲拡大(図1a,b,c),開腹移行の回避などにつながると考える.筆者は1991年から内視鏡下手術に積極的に縫合技術を取り入れ,多数の症例を経験してきた.本稿ではこれらの経験に基づき,筆者が行っている内視鏡下縫合技術について解説する.
本稿で解説する縫合技術とは,自動縫合器やクリップを用いず,持針器を用いて運針し,糸結びを実施する体内縫合を指す.様々な状況下においてこのような縫合技術が行えれば,内視鏡下手術の安全性は向上し,手術の応用範囲拡大(図1a,b,c),開腹移行の回避などにつながると考える.筆者は1991年から内視鏡下手術に積極的に縫合技術を取り入れ,多数の症例を経験してきた.本稿ではこれらの経験に基づき,筆者が行っている内視鏡下縫合技術について解説する.
参考文献
1)Cuschieri A, Szabo Z:Tissue Approximation in Endoscopic Surgery, ISIS Medical Ltd., Oxford(1995)
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