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特集 できる!縫合・吻合 Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法 8.内視鏡下手術における吻合
腹腔鏡下小腸切除後再建
著者: 長谷川博俊1 石井良幸1 遠藤高志1 岡林剛史1 森谷弘乃介1 平田玲1 代永和秀1 北川雄光1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部外科
ページ範囲:P.385 - P.388
文献購入ページに移動腹腔鏡下小腸切除を完全に腹腔内で行い,再建まで腹腔内で行う方法もある.しかし,実際には手技も煩雑となるほか,小腸は小切開創から容易に腹腔外に露出することが可能なので,われわれも含めて多くの内視鏡外科医は腹腔外で切除・吻合を行っているのが現状である.
腹腔外で切除・吻合を行うのであれば,開腹手術のそれと大差ないため,小腸-小腸吻合では,依然手縫い端々吻合を行う外科医も多いかもしれない.しかし,近年では自動縫合器を用いた機能的端々吻合(functional end-to-end anastomosis:FEEA)を好む外科医も増えてきている.本稿では,腹腔鏡下小腸切除後の再建で,われわれが行っている方法も含めたFEEA法の実際とコツについて解説する.
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