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書評
Uwe Fischer,Friedemann Baum,Susanne Luftner-Nagel(著)/角田博子,東野英利子(監訳)「わかる!画像診断の要点シリーズ8 わかる!乳腺画像診断の要点」
著者: 園尾博司1
所属機関: 1川崎医科大学乳腺甲状腺外科
ページ範囲:P.1554 - P.1554
文献購入ページに移動 このたび,角田博子,東野英利子両先生の監訳による「わかる!乳腺画像診断の要点」が発行された.本書の原本はドイツ語で書かれていたものであり,その英語版を日本語に翻訳したものである.
本書の特徴のひとつは,日常臨床で遭遇する乳腺疾患や手術を含めた外傷後の変化をはじめ,まれな良性・悪性疾患に至るまで網羅的に,3つの画像(超音波,マンモグラフィ,MRI)が提示されている点である.わが国ではMRIが,超音波,マンモグラフィとともにすべての疾患に提示されている教科書はなく,MRIが広く普及しているドイツの教科書らしい特徴であり,貴重である.もうひとつの特徴は,各疾患とも,概要,画像所見,臨床事項(症状,治療,経過と予後),鑑別診断,診断のポイントとピットフォールに分けて要点が短く記述されているので読みやすく,随所に頻度が明確に記述されているので理解しやすい.
本書の特徴のひとつは,日常臨床で遭遇する乳腺疾患や手術を含めた外傷後の変化をはじめ,まれな良性・悪性疾患に至るまで網羅的に,3つの画像(超音波,マンモグラフィ,MRI)が提示されている点である.わが国ではMRIが,超音波,マンモグラフィとともにすべての疾患に提示されている教科書はなく,MRIが広く普及しているドイツの教科書らしい特徴であり,貴重である.もうひとつの特徴は,各疾患とも,概要,画像所見,臨床事項(症状,治療,経過と予後),鑑別診断,診断のポイントとピットフォールに分けて要点が短く記述されているので読みやすく,随所に頻度が明確に記述されているので理解しやすい.
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