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文献詳細

雑誌文献

臨床外科64巻13号

2009年12月発行

特集 内視鏡下手術―もう一歩のステップアップのために

腹腔鏡下胃切除術の基本手技

著者: 白石憲男1 上田貴威1 衛藤剛1 安田一弘1 猪股雅史1 北野正剛1

所属機関: 1大分大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1655 - P.1660

文献概要

要旨:日本内視鏡外科学会(JSES)の第9回アンケート調査によると,腹腔鏡下胃切除術は急速に増加しており,2007年には年間4,700例が行われている.なかでも腹腔鏡補助下幽門側胃切除術(LADG)の普及は著しい.LADGにはlearning curveが存在するといわれており,手術チームの効率のよいスキルアップが望まれている.カメラ助手による「良好な画像」の作り方,助手による「術者が操作しやすい局所環境」の整え方,そして術者による「組織の愛護的操作」,などの技術の習得が期待される.本稿では,LADGのスキルアップのための基本手技について述べたい.

参考文献

1)Kitano S, Iso Y, Moriyama M, et al:Laparoscopy-assisted Billroth Ⅰ gastrectomy. Surg Laparosc Endosc 4:146-148, 1994
2)内視鏡外科手術に関するアンケート調査 第9回集計結果報告.日鏡外会誌 13:499-611,2009
3)Jin SH, Kim DY, Kim H, et al:Multidimensional learning curve in laparoscopy-assisted gastrectomy for early gastric cancer. Surg Endosc 21:28-33, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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