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臨床報告・1
乳癌手術後に腋窩seromaから悪性細胞が証明され,再発なく9年が経過した1例
著者: 木村正美1 久米修一1 兼田博1 西村卓祐1 佐藤敏美2 堤悦朗3
所属機関: 1健康保険人吉総合病院外科 2熊本赤十字病院病理 3堤病院
ページ範囲:P.715 - P.718
文献購入ページに移動乳癌術後に腋窩や手術創下にseromaを認めることは稀ではなく,ときとして完治に難渋することもある1~3).以前は穿刺排液を行うことが多かったが,最近では手術の縮小化に伴い,そのような機会も減少している4).
今回,乳癌手術後に創部に貯留液を認め,細胞診によって悪性細胞を証明した症例の長期経過について報告する.
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