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文献詳細

雑誌文献

臨床外科64巻7号

2009年07月発行

ひとやすみ・48

発想法の逆転

著者: 中川国利1

所属機関: 1仙台赤十字病院外科

ページ範囲:P.939 - P.939

文献概要

 医師不足の診療科として麻酔科,小児科,産婦人科などが話題となっている.私が専門とする消化器外科もハイリスク・ローリターンのため志望者が激減した.また,勤務医の仕事は激務なため開業に転じる外科医が増加し,勤務医の仕事はさらにハードになりつつある.

 東北地方は医師不足が特に著明であり,多くの病院で外科医が不足している.そこで,出身医局に医師派遣を要請する.しかし,医局も昨今の外科希望者の激減によって入局者の確保に奔走している.そして,少ない医局員で高度の医療を担うとともに医学生を教育し,さらに研究で成果を出すという離れ業を強いられている.関連病院から医師派遣を要請されても,ない袖は振れない厳しい状況にある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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