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書評
多田正大,大川清孝,三戸岡英樹,清水誠治(著)「内視鏡所見のよみ方と鑑別診断―下部消化管(第2版)」 フリーアクセス
著者: 飯田三雄1
所属機関: 1九大大学院・病態機能内科学
ページ範囲:P.942 - P.942
文献概要
本書の執筆者は,いずれもわが国を代表する消化管形態診断学のエキスパートであり,東京で毎月開催される早期胃癌研究会の運営委員やその機関誌である雑誌「胃と腸」の編集委員を歴任してこられた方々である.そのため,本書は「胃と腸」誌と基本的には同様の方針で編集されている.すなわち,掲載された内視鏡写真に限らず,内視鏡所見の成り立ちを説明するために呈示されたX線写真や病理写真に至るまですべて良質な画像が厳選されており,“実証主義の立場から消化管の形態診断学を追求する”という「胃と腸」誌の基本理念が貫かれている.
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