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カラーグラフ エキスパート愛用の手術器具,手術材料・9
腹腔鏡下結腸切除術に愛用の手術器具・材料
著者: 奥田準二1 田中慶太朗1 近藤圭策1 茅野新1 山本誠士1 西田司1 谷川允彦1
所属機関: 1大阪医科大学一般・消化器外科
ページ範囲:P.1181 - P.1187
文献購入ページに移動右側結腸やS状結腸・直腸S状部においては,手技の定型化や器具の開発・改良によって進行癌に対しても系統的D3郭清を伴う腸管切除が腹腔鏡下に安全・的確に行えるようになってきた.不用意な偶発症・合併症や予期しない再発を回避し,低侵襲手術としての有用性を最大限に引き出すには腹腔鏡下での外科解剖を熟知し,癌手術の原則を遵守した合理的なアプローチのもとで的確な手技と適切な器具をシステム化して用いる必要がある.
筆者は,これまでに2,000例を超える腹腔鏡下大腸癌手術を行ってきた.本稿では,筆者らが愛用している手術器具の使用法のコツと注意点について述べる.
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