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文献詳細

雑誌文献

臨床外科64巻9号

2009年09月発行

特集 外科医に求められるチーム医療Practice

クリニカルパスによるチーム医療と外科

著者: 小西敏郎1

所属機関: 1NTT東日本関東病院外科

ページ範囲:P.1219 - P.1224

文献概要

要旨:現在は,安全でミスの少ない医療を提供する病院,説明性・納得性・論理性のある医療を提供する病院,そして迅速に効率的で無駄のない医療を提供する病院が強く求められている.そして,このような医療の実現には,従来の医師を頂点としたピラミッド構造の医療体制ではなく,職種によっての上下のないフラットな関係でチーム医療を進めることが必要である.この意識変革にはパスが重要なツールとなることを,外科においてパスを推進してきた経験を中心に説明した.また,チーム医療の推進には強力なリーダーシップを医師が発揮することが必要であることを強調した.

参考文献

1)小西敏郎:クリニカルパス導入で何が変わったか?.外科治療 99:494-499,2008
2)井上忠夫:チーム医療.日本クリニカルパス学会編集「パス用語解説集」:103-104,2009年6月発行
3)小西敏郎,石原照夫:総合病院における電子カルテ導入による診療の変化.あたらしい眼科 21:857-865,2004
4)野家 環,小西敏郎:胃癌治療とクリニカルパス.外科治療 93:540-546,2005
5)小西敏郎:クリニカルパスによるリスク管理.日本外科学会雑誌 104:23-28,2003
6)小西敏郎:IT化時代における医療事故に対する危機管理の原則.Geriatr Med 46:105-113,2008
7)石川雅彦:チーム医療におけるリーダーシップ.看護管理 18:502-507,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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