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文献詳細

雑誌文献

臨床外科65巻1号

2010年01月発行

特集 がん診療ガイドライン―臨床現場における有効活用法

胃癌治療ガイドラインの有効活用法

著者: 山口俊晴1 佐野武1 福永哲1 比企直樹1 大山繁和1

所属機関: 1財団法人癌研究会有明病院消化器外科

ページ範囲:P.42 - P.47

文献概要

要旨:現在,「胃癌治療ガイドライン」(以下,本ガイドライン)は第3版の発行に,また「胃癌取扱い規約」は第14版の発行に向けてそれぞれ作業を進めている.本ガイドラインは今回は「胃癌取扱い規約」と役割分担をするとともに,国際的にわが国の業績を広めるために,2010年に発行されるTNM分類第7版を大幅に取り入れる予定の「胃癌取扱い規約」に沿ったかたちで改訂が進められている.本稿では本ガイドラインの活用方法と,利用するにあたっての注意点を述べ,また,現在進行中の改訂作業について簡単に述べる.ガイドラインはきわめて有用なツールであるが,その利用法によっては患者の個々の状況を無視した画一的な治療を進める危険性のあることも強調したい.

参考文献

1)日本胃癌学会(編):胃癌治療ガイドライン.医師用.第2版.金原出版,2004
2)日本胃癌学会(編):胃癌取扱い規約.第13版.金原出版,1999
3)日本胃癌学会(編):胃がん治療ガイドラインの解説.一般用.胃がんの治療を理解しようとするすべての方のために.第2版.金原出版,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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