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文献詳細

雑誌文献

臨床外科65巻1号

2010年01月発行

特集 がん診療ガイドライン―臨床現場における有効活用法

乳癌診療ガイドラインの有効活用法

著者: 田原梨絵15 渡辺亨25 相原智彦35 相良安昭45

所属機関: 1浜松オンコロジーセンター乳腺科 2浜松オンコロジーセンター腫瘍内科 3相原病院乳腺外科 4相良病院乳腺科 5NPO法人がん情報局 多地点ウェブカンファレンスネットワーク

ページ範囲:P.94 - P.99

文献概要

要旨:乳癌学会では2004年以降,医療従事者向け診療ガイドラインとして「薬物療法」「外科療法」「放射線療法」「検診・診断」「疫学・予防」の5種類および患者向けガイドラインの6点を発行している.これらは,医療者と患者が様々な臨床的状況で適切な決断を下せるよう支援する目的で,根拠に基づいた医療(EBM)の手順に則って作成している.乳癌学会ガイドライン委員会(渡辺亨委員長)の下に各ガイドライン作成のための小委員会を設置し,2~3年ごとに改訂作業を行っている.診療ガイドラインは標準的診療を実践するための最低限の水準を提示するものであり,医療者各自の臨床経験,知識,判断を加え,さらに質の高い診療を目指すことが期待されている.

参考文献

1)日本乳癌学会(編):科学的根拠に基づく乳癌診療ガイドライン(1)薬物療法2007年版.金原出版,2007
2)日本乳癌学会(編):科学的根拠に基づく乳癌診療ガイドライン(2)外科療法2008年版.金原出版,2008
3)日本乳癌学会(編):科学的根拠に基づく乳癌診療ガイドライン(3)放射線療法2008年版.金原出版,2008
4)日本乳癌学会(編):科学的根拠に基づく乳癌診療ガイドライン(4)検診・診断2008年版.金原出版,2008
5)日本乳癌学会(編):科学的根拠に基づく乳癌診療ガイドライン(5)疫学・予防2008年版.金原出版,2008
6)日本乳癌学会(編):患者さんのための乳がん診療ガイドライン.2009年版.金原出版,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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