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文献詳細

雑誌文献

臨床外科65巻11号

2010年10月発行

文献概要

特集 外科医のための大腸癌の診断と治療 5.大腸癌の外科治療 ■開腹手術

低位前方切除術

著者: 樋口哲郎1 小林宏寿1 榎本雅之1 飯田聡1 石川敏昭2 石黒めぐみ1 加藤俊介1 植竹宏之2 杉原健一1

所属機関: 1東京医科歯科大学大学院腫瘍外科学 2東京医科歯科大学大学院応用腫瘍学

ページ範囲:P.248 - P.255

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■S状結腸,直腸の剥離授動:骨盤内という視野のとりにくい術野のため,十分な外科解剖知識・経験が必要となる.正しい剥離層で剥離授動していくことが,安全な手術,術後機能障害の回避,また術後局所再発を減らすための正しい腫瘍学的切除範囲を行うことにつながる.

■吻合:切離,吻合に使用するリニア・ステイプラーおよびサーキュラー・ステイプラーにはデバイスごとに特性があるので,それぞれの特徴を理解して正しく使用することが,縫合不全を予防するうえで大変重要である.

参考文献

1)大腸癌研究会(編):大腸癌治療ガイドライン(医師用2009年版),金原出版,2009
2)Heald RJ, Husband EM, Ryall RD:The mesorectum in rectal cancer surgery:the clue to pelvic recurrence? Br J Surg 69:613-616, 1982
. Dis Colon Rectum 45:744-749, 2002
4)大腸癌研究会(編):大腸癌取扱い規約(第7版補訂版),金原出版,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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