臨床外科65巻11号

2010年10月発行

特集 外科医のための大腸癌の診断と治療 5．大腸癌の外科治療 ■その他の手術

ストーマ造設・閉鎖とストーマ管理

著者： 吉岡和彦¹ 徳原克治¹ 岩本慈能¹ 中根恭司¹ 權雅憲¹

所属機関： ¹関西医科大学附属枚方病院外科

ページ範囲：P.389 - P.393

■人工肛門の種類によって手術に対する考え方が異なる．

■一時的人工肛門であっても，患者のQOLに影響を与える．

■ストーマ管理には，ストーマナースとの協力が不可欠である．

参考文献

1）Smith DM, Loewenstein G, Jankovich A, et al：Happily hopeless：Adaptation to a permanent, but not to a temporary, disability. Health Psychol 28：787-791, 2009

2）進藤勝久：人工肛門造設術．武藤徹一郎（編）；大腸・肛門外科．朝倉書店，1999，pp303-308

3）進藤勝久：ストーマ共通概論．穴澤貞夫，他（編）；排泄リハビリテーション理論と臨床．中山書店2009，pp375-389

4）田村泰三：ストーマケア．ストーマリハビリテーション講習会実行委員会（編）；ストーマケア基礎と実践．金原出版，1989，pp188-197