icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科65巻12号

2010年11月発行

文献概要

特集 新しいエネルギーデバイスの構造と使い方のコツ 〔内視鏡下手術への応用〕

胸腔鏡下食道癌手術における新しいエネルギーデバイス

著者: 竹内裕也1 大山隆史1 才川義朗1 北川雄光1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部外科

ページ範囲:P.1524 - P.1529

文献購入ページに移動
要旨:食道癌に対する胸腔鏡下食道切除術は,ひとたび気道系や大血管の損傷が生じたときには致命的となりかねないことなどが要因となり,いまだ広く普及した術式とは言えない.胸腔鏡下手術において精度の高い縦隔リンパ節郭清を偶発症なく施行するには,各エネルギーデバイスの特徴を理解して使用方法に習熟する必要がある.特に気道系,血管系,神経系(反回神経)に対する十分な配慮が必要であり,適切なエネルギーデバイスの選択や,基本に忠実な手術操作が重要である.

参考文献

1)小澤壯治,北川雄光,才川義朗,他:胸部食道癌に対する胸腔鏡下・腹腔鏡下手術―1モニター法.日鏡外会誌 10:613-620,2005
2)栗栖佳宏:レジデントからのQ & A.エナジーソースをどう使うか教えてください.胃がんperspective 3:44-45,2010
3)竹内裕也,大山隆史,才川義朗,他:手術台ローテーションを利用したhybrid胸腔鏡下食道切除術―縦隔リンパ節郭清のコツ.臨外 64:1647-1653,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?