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文献詳細

雑誌文献

臨床外科65巻2号

2010年02月発行

文献概要

ひとやすみ・56

大往生とは

著者: 中川国利1

所属機関: 1仙台赤十字病院外科

ページ範囲:P.307 - P.307

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 この世に生を受けた者は,必ず死を迎える.それでは,どのような死に方が理想であろうか.昨今は死ぬ直前まで元気で,ある日突然に召される「ポックリ病」がもてはやされている.しかし,ポックリと逝くことは本当に理想的な死に方であろうか.

 日本人の主な死因としては,癌,心筋梗塞,脳梗塞,肺炎などが挙げられる.ポックリと逝く死因としては色々と挙げられるが,心筋梗塞が最も多いと思われる.心筋梗塞が生じた場合,短期間ではあるが激烈な胸痛で苦しむ.それよりなにより家族を含めた周囲の人々に別れを告げることなく,唐突に逝くことになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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