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書評
奥坂 拓志,羽鳥 隆(編)「膵癌診療ポケットガイド」
著者: 小松嘉人1
所属機関: 1北大病院腫瘍センター化学療法部
ページ範囲:P.1327 - P.1327
文献購入ページに移動 『膵癌診療ポケットガイド』という書籍が,編集部から送られてきた.読んで書評をとの依頼であった.膵癌マニュアルとか,膵癌~~というのはちまたにたくさんあるので,また同様のものであろうと思いながら読ませていただいたところ,そうではなかった.ポケットガイドなどという題名のため,広く浅くの内容を想像していたが,これも間違いであった.学生や,研修医向けの初心者向きの記載が多いのかと予測していたが,まったく異なるものであった.
さすが,国立がんセンター中央病院・肝胆膵内科医長の奥坂先生と東京女子医科大学消化器外科講師の羽鳥先生というわが国の膵癌診療をリードするお二人が編者としてまとめただけあって,すでに経験のある先生方にとっても大変有用な書となることは間違いないものと思われる.現場での,今日の臨床に必要でかつ正確な情報を外科から内科的治療に至るまで網羅的に記載されており,忙しい臨床現場での医療スタッフがこれをポケットに入れて膵癌という困難な敵に戦いを挑むには最適の本といえるのではないだろうか.まさに実践向きのマニュアル本である.
さすが,国立がんセンター中央病院・肝胆膵内科医長の奥坂先生と東京女子医科大学消化器外科講師の羽鳥先生というわが国の膵癌診療をリードするお二人が編者としてまとめただけあって,すでに経験のある先生方にとっても大変有用な書となることは間違いないものと思われる.現場での,今日の臨床に必要でかつ正確な情報を外科から内科的治療に至るまで網羅的に記載されており,忙しい臨床現場での医療スタッフがこれをポケットに入れて膵癌という困難な敵に戦いを挑むには最適の本といえるのではないだろうか.まさに実践向きのマニュアル本である.
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