文献詳細
特集 目で見てわかる肛門疾患治療
文献概要
【ポイント】
◆後方の低位筋間痔瘻は,瘻管を切開開放したのちに適切なドレナージ創を作製する(切開開放術式).
◆側方・前方の低位筋間痔瘻は皮膚と肛門上皮だけを切開して,括約筋はゴム糸でくくるだけにとどめる(タイトシートン法).
◆肛門挙筋下痔瘻は後方6時にある原発口と原発巣を除去して,充塡または開放とする(筋肉充塡法またはHanley変法).
◆後方の低位筋間痔瘻は,瘻管を切開開放したのちに適切なドレナージ創を作製する(切開開放術式).
◆側方・前方の低位筋間痔瘻は皮膚と肛門上皮だけを切開して,括約筋はゴム糸でくくるだけにとどめる(タイトシートン法).
◆肛門挙筋下痔瘻は後方6時にある原発口と原発巣を除去して,充塡または開放とする(筋肉充塡法またはHanley変法).
参考文献
1)Iwadare J, Sumikoshi Y, Sahara R:Muscle-filling procedure for transsphincteric fistulas. Dis Colon Rectum 40:S102-103, 1997
2)Hanley PH:Conservative surgical correction of horseshoe abscess and fistula. Dis Colon Rectum 8:364-368, 1965
3)岩垂純一,隅越幸男,佐原力三郎,他:Crohn病の肛門病変―痔瘻の外科的治療.日本大腸肛門病会誌 45:1084-1091,1992
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