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文献詳細

雑誌文献

臨床外科66巻13号

2011年12月発行

文献概要

特集 外科医のための消化器内視鏡Up-to-Date 〔各論―消化器内視鏡の診断と外科治療への応用〕

十二指腸・小腸(ダブルバルーン内視鏡)

著者: 野田英児1 前田清1 永原央1 木村健二郎1 天野良亮1 久保尚士1 田中浩明1 六車一哉1 山田靖哉1 八代正和1 仲田文造1 大平雅一1 石川哲朗1 平川弘聖1

所属機関: 1大阪市立大学大学院医学研究科腫瘍外科学

ページ範囲:P.1610 - P.1613

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【ポイント】

◆ダブルバルーン小腸内視鏡(DBE)の開発によって,小腸造影検査やCT,MRIでは診断が困難であった小腸病変を診断することが可能となった.

◆診断,治療のみならず,病変部などへのマーキングが可能である.このことは,手術において非常に有用である.

◆偶発症として誤嚥,穿孔,膵炎などが低頻度ではあるがみられるため,外科と内科の連携が重要である.

参考文献

1)Yamamoto H, Kita H, Sunada K, et al:Clinical outcomes of double-balloon endoscopy for the diagnosis and treatment of small-intestinal diseases. Clin Gastroenterol Hepatol 1:1010-1016, 2004
2)Yano T, Yamamoto H, Sunada K, et al:Endoscopic classification of vascular lesions of the small intestine. Gastrointest Endosc 67:169-172, 2008
3)松井敏幸:大腸炎症性疾患に対する内視鏡的狭窄解除.消化器医学 3:15-22,2005
4)神野良男,中村志郎,松本誉之:ダブルバルーン内視鏡による小腸悪性狭窄に対するステント挿入.消内視鏡 19:1577-1580,2007
5)八尾恒良,八尾建史,真武弘明,他:小腸腫瘍―最近5年間(1995-1999)の本邦報告例の集計.胃と腸 36:871-881,2001
6)野田英児,前田 清,平川弘聖,他:小腸病変に対する腹腔鏡補助下手術と術前ダブルバルーン小腸内視鏡検査の有用性.日鏡外会誌 15:303-306,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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