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文献詳細

雑誌文献

臨床外科66巻3号

2011年03月発行

文献概要

1200字通信・24

原点回帰

著者: 板野聡1

所属機関: 1寺田病院外科

ページ範囲:P.361 - P.361

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 昨年の7月,私が所属する医局の新教授就任祝賀会がありました.新教授が引き続き同門から選出され,しかも若く優秀な先生とあって,歴代の教授や他大学の教授に就任された先輩方をはじめ各方面からのご来賓も多数お迎えして盛大に催され,あらためて「医局」による人のつながりや外科医育成能力の底力を実感することになりました.

 あるご縁から本誌にエッセイを書かせていただくことになった際,最初のタイトルは「医局は悪か? 新臨床研修制度に思う」(61巻5号)でした.2006年のことですから,すでに5年の歳月が流れようとしています.現在の医療の状況をあらためてみたとき,各大学医学部のなかで自然発生的に生まれた医局制度が果たしてきた役割は大きいものであったことを,時の流れがあらためて証明してくれていると感じていましたが,今回は,そうした「医局」の集まりに出席することで,そのことを再確認した次第です.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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