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文献詳細

雑誌文献

臨床外科66巻4号

2011年04月発行

文献概要

特集 悪性腫瘍の術中病理診断を効果的に活用する―どこを検索すべきか,どう対応すべきか

術中迅速病理診断―病理医の立場から

著者: 木村徳宏1 向井万起男2

所属機関: 1慶應義塾大学医学部病理学教室 2慶應義塾大学病院病理診断部

ページ範囲:P.464 - P.469

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【ポイント】

◆術中迅速組織診断は,手術における方針の決定に役立てるために,組織の凍結切片を用いて短時間に行う病理診断である.

◆迅速診断は時間・材料・方法の制約があり,一定の確率で診断保留や偽陰性が起こりうる.

◆迅速診断では,外科医と病理医の間のコミュニケーションが大切である.

参考文献

1)Gal AA:The centennial anniversary of the frozen section technique at the Mayo Clinic. Arch Pathol Lab Med 129:1532-1535, 2005
2)Rosai J:Rosai and Ackerman's Surgical Pathology, 9th ed. Mosby, 2004, pp10-11
3)White VA, Trotter MJ:Intraoperative consultation/final diagnosis correlation:relationship to tissue type and pathologic process. Arch Pathol Lab Med 132:29-36, 2008
4)寺山清美,向井万起男:術中迅速病理診断の精度管理に関する検討.病理と臨床 19:15-20,2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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