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文献詳細

雑誌文献

臨床外科66巻6号

2011年06月発行

特集 栄養療法―最新の知見と新たな展開

〔栄養療法における製剤〕

TPN製剤―ラインナップとそれぞれの特徴

著者: 小山諭1 坂田英子1 長谷川美樹1 利川千絵1 萬羽尚子1 五十嵐麻由子1 畠山勝義1

所属機関: 1新潟大学大学院消化器・一般外科

ページ範囲:P.724 - P.730

文献概要

【ポイント】

◆TPNとは完全静脈栄養であり,輸液剤を用いて必要な熱量・栄養素を経静脈投与することを意味する.

◆糖質・アミノ酸を配合したTPNキット製剤が開発され,さらにビタミンや微量元素を含む製品も登場してきた.

◆キット製剤は簡便であるが内容・組成をよく理解し,患者個々の必要量を満たすように使用すべきである.

参考文献

1)畠山勝義.高カロリー輸液(total parenteral nutrition:TPN).今日の治療指針2005,医学書院,2005,pp314-315
2)日本外科代謝栄養学会(編):侵襲に対する生体反応,代謝・栄養用語解説集.セキ(株),愛媛,2004
3)小山 諭:プライマリーケアに必要な基本手技:静脈栄養.臨床医 30(増):1255-1257,2004
4)杉浦伸一:TPNキット製剤の使用方法―個別化オーダーの適応は? 静脈経腸栄養 25:585-590,2010
5)松田兼一,平澤博之:高カロリー輸液製剤―特徴と選択.Medical Practice編集委員会(編):第一線医師・研修医・コメディカルのための新・輸液ガイド,縮小版,pp126-140,文光堂,2007
6)遠藤昌夫:基本液とその用い方.新・静脈栄養・経腸栄養ガイド.Medical Practice 26(臨増):76-87,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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