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文献詳細

雑誌文献

臨床外科66巻8号

2011年08月発行

私の工夫―手術・処置・手順

腹腔鏡下大腸手術におけるドップラエコーの有用性

著者: 太田裕之1 塚山正市1 藤岡重一1 川上恭平1 児玉泰一1 川浦幸光1

所属機関: 1小松市民病院外科

ページ範囲:P.1079 - P.1079

文献概要

【はじめに】

 腹腔鏡補助下大腸切除術(laparoscopy-assisted colectomy:LAC)では内側アプローチによって腫瘍の支配血管系の処理を先行する手技が主流である1,2).しかしながら,内臓脂肪が豊富で腸間膜が厚い症例では血管走行の把握が困難なことがある.また,腹腔鏡下手術では触覚が欠如しており,開腹手術のように触診によって動脈の拍動を触知することができない.

 われわれはLACにおいて術中にドップラエコーを使用して確実に主要血管を同定する工夫を行っているので紹介する.

参考文献

1)奥田準二,他:臨外 65:326,2010
2)猪股雅史,他:臨外 65:305,2010
3)Griffiths JD:Ann R Coll Surg Engl 19:241, 1956
4)矢田裕一,他:日消外会誌 29:710,1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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