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特集 外科医のための癌診療データ 総論
癌疫学データベース
著者: 片野田耕太1
所属機関: 1国立がん研究センターがん対策情報センターがん統計研究部
ページ範囲:P.6 - P.11
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一昔前であれば,疫学データを使おうとすると,国際機関などが発行した分厚い報告書を図書館で探して,細かい表とにらめっこをしながら手入力しなければならなかった.しかし今では,多くの疫学データがウェブ上に公開されており,パソコン上でコピーすればすぐに使えるようになった.特にがんは疫学的なデータの整備が最も進んでいる疾病の1つである.しかし,情報の入手が容易になった分,その選び方や使い方を間違える機会も多くなったといえる.
本稿では,がん疫学の分野で用いられる指標とデータベースを紹介し,その特徴をまとめる.
一昔前であれば,疫学データを使おうとすると,国際機関などが発行した分厚い報告書を図書館で探して,細かい表とにらめっこをしながら手入力しなければならなかった.しかし今では,多くの疫学データがウェブ上に公開されており,パソコン上でコピーすればすぐに使えるようになった.特にがんは疫学的なデータの整備が最も進んでいる疾病の1つである.しかし,情報の入手が容易になった分,その選び方や使い方を間違える機会も多くなったといえる.
本稿では,がん疫学の分野で用いられる指標とデータベースを紹介し,その特徴をまとめる.
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