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文献詳細

雑誌文献

臨床外科67巻11号

2012年10月発行

文献概要

特集 外科医のための癌診療データ 臓器別最新データ 9.大腸癌

大腸癌の診断

著者: 今井裕1 川田秀一1 市川珠紀1 杉野吉則2

所属機関: 1東海大学医学部専門診療学系画像診断学 2慶應義塾大学医学部予防医療センター

ページ範囲:P.245 - P.249

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覚えておきたいデータ

◆大腸癌の診断で便潜血が陽性であれば,精密検査としてX線注腸造影検査,内視鏡検査のほかにCT colonographyがある.

◆内視鏡検査による拡大観察は,過形成,腺腫,癌の診断ができ,さらに,m癌とsm癌との識別も可能である.

◆表面型早期癌の解剖学的分布は進行癌の分布ときわめて類似しており,表面型腫瘍の検出が重要である.

参考文献

1)今井 裕,川田秀一,高原太郎,他:撮影と検査法 MRIと消化管病変.臨放52:1343-1350,2007
2)今井 裕,杉野吉則,熊倉賢二,他:大腸癌の診断に注腸X線検査は必要か 原則必要とする立場から 注腸X線検査による表面陥凹型早期大腸癌の診断について デジタル画像の有用性も含めて.胃と腸33:695-704,1998
3)藤沢裕久,天羽 洋,今井 裕,他:X線注腸検査における大腸癌見逃し例の検討.臨放37:1605-1611,1992
4)飯沼 元,三宅基隆:消化管CT三次元診断の現状と将来展望.日消誌108:899-907,2011
5)工藤進英,中城一男,田村 智,他:臨床からみた大腸腫瘍のpit pattern診断.胃と腸31:1313-1323,1996
6)河野弘志,鶴田 修:拡大内視鏡の必要性.清水誠治,斉藤裕輔,田中信治,他(編);腸疾患診療 プロセスとノウハウ.医学書院,2007,pp165-176

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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