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文献詳細

雑誌文献

臨床外科67巻13号

2012年12月発行

文献概要

特集 本当は怖い 臓器解剖変異―外科医が必ず知っておくべき知識

小腸の解剖学的変異

著者: 佐久間浩12 畠山優一2 六角裕一2 竹之下誠一1

所属機関: 1福島県立医科大学器官制御外科 2社会保険二本松病院外科

ページ範囲:P.1510 - P.1513

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【ポイント】

◆小腸の解剖変異はそのほとんどが新生児期から小児期に発症・発見される先天性疾患である.

◆成人発症例は偶然発見されることが多く,診断に難渋し,また,ほかの腹部疾患の検査の妨げになることがあるため注意が必要である.

参考文献

1)中條俊夫:小児外科学.診断と治療社,1979,pp156-161
2)本名敏郎:腸回転異常症.IRYO 7:551-555,1993
3)千葉俊也,小山捷平,小林裕子 他:小腸軸捻転を伴った成人腸回転異常症の2例,最新医45:2420-2426,1990
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5)五嶋博道,東口高志,佐藤芳邦,他:興味ある腸管回転異常症の5手術例.三重医26:632-636,1983
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9)Rowing JT:Some observations on gastric cysts Br J Surg 46:441, 1959

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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