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文献詳細

雑誌文献

臨床外科67巻3号

2012年03月発行

文献概要

特集 消化器外科のドレーン管理を再考する

食道手術後のドレーン管理

著者: 猪瀬崇徳1 宮崎達也1 田中成岳1 宗田真1 中島政信1 福地稔1 桑野博行1

所属機関: 1群馬大学大学院医学系研究科病態総合外科学

ページ範囲:P.332 - P.335

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【ポイント】

◆食道癌手術は消化器癌手術のなかでも特に侵襲が大きいため,適切なドレーン管理がきわめて重要である.

◆食道癌手術(3領域リンパ節郭清)後は右胸腔と頸部にドレーンをおいているが,原則として腹部には留置しない.

◆ドレーンの情報から患者の情報を把握し,新たなドレナージや再手術の要否を判断することが肝要である.

参考文献

1)日本食道学会(編):食道癌診断・治療ガイドライン.2007年4月版.金原出版,2007
2)村田宣夫,鈴木 毅,石田秀行,他:頸部食道癌手術におけるドレナージ.消外 22:1009-1016,1999
3)内田雄三,野口 剛,唐原和秀,他:胸部・腹部食道癌手術におけるドレナージ.消外 22:425-430,1999
4)日月裕司:食道癌3領域郭清後のドレーン管理.外科 59:1155-1158,1997
5)大橋一郎,松原敏樹,木下 巌,他:食道癌術後に併発した乳糜胸の治療.日消外会誌 12:296-302,1990
6)岩桑隆三,武藤輝一,佐々木公一,他:食道癌切除後の乳糜胸併発症例の検討.日胸外会誌 31:2451-2455,1990
7)桑野博行,杉町圭蔵:食道癌手術の適応と手技のコツ 胸部食道全摘後の胃管よる食道再建.手術 46:699-706,1992
8)桑野博行,中島政信,加藤広行:胸部食道癌手術における腹部操作.手術 58:1553-1557,2004
9)桑野博行,加藤広行,福地 稔:食道癌手術とチューブ管理.消外Nurs 7:1034-1038,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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