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文献詳細

雑誌文献

臨床外科67巻3号

2012年03月発行

読めばわかるさ…減量外科 難敵「肥満関連疾患」に外科医が挑む方法・21

減量外科に必要な設備と機材

著者: 園田和子1 笠間和典1

所属機関: 1四谷メディカルキューブ減量外科センター

ページ範囲:P.372 - P.380

文献概要

 皆さーん! 元気ですかーっ!

 前回は「肥満手術に必要なチーム」(第16回)の回で執筆させていただいた看護師の園田です.チームについて書かせていただいたときは夏真っ盛りで笠間医師の熱さをしのぐほどの猛暑でしたが,現在はすっかり寒くなり,今度は笠間医師の熱さで暖をとっている今日この頃です.

 前回執筆させたいただいたあとに当院の組織変更があり,「減量外科センター」が成立しました! 今までの医師,看護師,栄養士,ソーシャルワーカーなどの縦のラインをなくして横のつながりにしたことで,さらにチーム力がパワーアップしました.私は念願叶って,バリアトリックナース(減量外科看護師)兼任でコーディネーターの役割を担うことになり,早くも減量外科に関する高度実践看護師として,手術室のみならず病棟や外来を飛び回っています.充実した毎日を過ごすとともに,この役割を担う者としては元気がないと継続看護はできないことを実感しています!

 さて,今までは笠間医師をはじめ,関医師や減量チームメンバー一同が肥満手術のソフト面についてそれぞれの立場で執筆してきましたが,今回は肥満手術を実際に開始する際に必要な設備,機材など,ハード面について書かせていただきたいと思います.笠間医師や減量チームがどんなに素晴らしくても,設備や機材が適していなければ治療を開始することはできません! 今回は当院の実際の写真を中心にお届けしたいと思います.

 元気があれば設備や機材を揃えることもできるっ! ダーッ!!

参考文献

1)岡嵜順子,新谷光世,夏井耕之,他:チーム医療 肥満症診療におけるチーム医療の重要性と構成要員 臨床心理士の役割 心理的サポートのあり方.日臨 68:増刊2 肥満症:718-722,2010
2)中里哲也,笠間和典,関 洋介,他:術後フォロー 術後フォローの重要性と管理のあり方.日臨 68:増刊2 肥満症:746-750,2010
3)園田和子,笠間和典,中里哲也,他:チーム医療 肥満症診療におけるチーム医療の重要性と構成要員 看護師の役割.日臨 68:増刊2 肥満症:723-726,2010
4)Surgical Review Corporation(http://www.surgicalreview.org/asmbs/requirements/hospitals/)
5)Bhoyrul S, Vierra MA, Nezhat CR, et al:Trocar injuries in laparoscopic surgery. J Am Coll Surg 192:677-683, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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