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読めばわかるさ…減量外科 難敵「肥満関連疾患」に外科医が挑む方法・23【最終回】
減量外科―今までの10年と未来
著者: 笠間和典1
所属機関: 1四谷メディカルキューブ減量外科センター
ページ範囲:P.660 - P.668
文献購入ページに移動 みなさん,元気ですか~っ! 早いもので,この連載を始めてからもう約2年が過ぎました.また,私が最初の腹腔鏡下Roux-en-Y胃バイパス術を行ってから,ちょうど10年になりました.この10年で約450件の減量手術を行い,今年中には500件になると思います.
2011年には日本中の13の病院で,21人の外科医によって168件の減量手術が行われました.100件を超えているのは当院のみですが,5件以上行った病院は9施設あり,当院以外にも10件以上行った病院が1施設(沖縄の中頭病院)ありました.10年前とは隔世の感がありますし,2009年には日本中で70件程度だったので,日本でも少しずつですが進歩がみられていると思われます(アジアのほかの国々の進歩のスピードに比べるととても遅いのですが……).
この最終回では減量外科の今までの10年を振り返り,また今後,この分野がどうなるかを考えてみたいと思います.
2011年には日本中の13の病院で,21人の外科医によって168件の減量手術が行われました.100件を超えているのは当院のみですが,5件以上行った病院は9施設あり,当院以外にも10件以上行った病院が1施設(沖縄の中頭病院)ありました.10年前とは隔世の感がありますし,2009年には日本中で70件程度だったので,日本でも少しずつですが進歩がみられていると思われます(アジアのほかの国々の進歩のスピードに比べるととても遅いのですが……).
この最終回では減量外科の今までの10年を振り返り,また今後,この分野がどうなるかを考えてみたいと思います.
参考文献
1)Buchwald H, Estok R, Fahrbach K, et al:Trends in mortality in bariatric surgery:a systematic review and meta-analysis. Surgery 142:621-632, 2007
2)Lee WJ, Chen CY, Chong K, et al:Changes in postprandial gut hormones after metabolic surgery:a comparison of gastric bypass and sleeve gastrectomy. Surg Obes Relat Dis 7:683-690, Epub 2011 Jul 31
3)Lee WJ, Hur KY, Lakadawala M, et al:Gastrointestinal metabolic surgery for the treatment of diabetic patients:a multi-institutional international study. J Gastrointest Surg 16:45-51, discussion 51-52, 2011
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