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文献詳細

雑誌文献

臨床外科67巻6号

2012年06月発行

特集 よくわかるNCD

NCDの理念

著者: 岩中督12 宮田裕章3 大久保豪3 友滝愛3

所属機関: 1一般社団法人National Clinical Database 2東京大学大学院医学系研究科小児外科 3東京大学大学院医学系研究科医療品質評価学講座

ページ範囲:P.742 - P.745

文献概要

【ポイント】

◆National Clinical Database(NCD)設立の理念は,下記の4点にまとめることができる.

◆基本入力項目を用いてわが国の外科系手術の全数を把握し,地域における外科医療の現状を把握する.

◆手術を実施している外科医情報を駆使することにより,専門医の適正配置ならびにその適正数について検討する.

◆Risk-adjustされたサブスペシャルティ領域のデータベースを用いて,外科医ならびに各施設の医療水準評価を行い,フィードバックを行いつつ,市民に適切な医療の提供を行う.

◆このデータベースを用いた医師主導臨床試験や各種治験などの臨床研究支援を行う.

参考文献

1)Miyata H, Motomura N, Kondo MJ, et al:Toward quality improvement of cardiovascular surgery in Japan:an estimation of regionalization effects from a nationwide survey. Health Policy 91:246-251, 2009
2)後藤満一,杉原健一,鈴木弘行:消化器外科データベースの構築に向けて.外科治療 102:321-331,2010
3)National Clinical Databaseホームページ:http://www.ncd.or.jp/articles/article_2_1.pdf
4)岩中 督,宮田裕章:National Clinical Database構築に向けて.日外会誌 111:306-310,2010
5)National Clinical Databaseホームページ:http://www.ncd.or.jp/articles/article_2_2_1.pdf
6)National Clinical Databaseホームページ:http://www.ncd.or.jp/articles/article_2_2_2.pdf
7)岩中 督,宮田裕章,兼松隆之:手術症例データベースの構築.Surgery Frontier 17:39-43,2010
8)岩中 督,宮田裕章,大久保 豪:多施設共同大規模データベースの意義.日本臨床 69(増刊):625-630,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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