文献詳細
1200字通信・42
文献概要
2011年10月に平野達男復興相(当時)が,震災の津波で亡くなった友人を「ばかなやつ」と呼んだことが報道され,早速,「津波で亡くなられた方々に失礼」と非難する声が出たことは,新聞などでご覧になった方もおられると思います.
その発言の前後の流れを知れば,古くからの同級生の予期せぬ不慮の死に対する悔しさと悲しみ,そして愛惜の念が入り混じった親愛の情からの発言であり,その友人が親しければ親しいほど,そうした端的な言葉しか出てこなかったものと理解できることでした.かつて,私が若い頃勤務した救急現場でも,突然の不慮の死に対して肉親や親しい友人から発せられるこうした言葉を耳にしましたが,胸を熱くさせることはあっても,決して不快なものではなかったと記憶しています.
その発言の前後の流れを知れば,古くからの同級生の予期せぬ不慮の死に対する悔しさと悲しみ,そして愛惜の念が入り混じった親愛の情からの発言であり,その友人が親しければ親しいほど,そうした端的な言葉しか出てこなかったものと理解できることでした.かつて,私が若い頃勤務した救急現場でも,突然の不慮の死に対して肉親や親しい友人から発せられるこうした言葉を耳にしましたが,胸を熱くさせることはあっても,決して不快なものではなかったと記憶しています.
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