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手術手技
別創からの細径内視鏡を利用した単孔式腹腔鏡下胆囊摘出術
著者: 多賀谷信美1 久保田和1 鈴木麻未1 吉羽秀麿1 菅又嘉剛1 大矢雅敏1
所属機関: 1獨協医科大学越谷病院第1外科
ページ範囲:P.1083 - P.1087
文献購入ページに移動単孔式内視鏡下手術が普及して適応が拡大するのに伴い,細径器具の使用が必須となってきた.われわれは,3.3mm細径内視鏡を別創から挿入した単孔式腹腔鏡下胆囊摘出術を経験し,良好な成績が得られたので報告する.臍部とは別の右季肋下に細径ポートを刺入し,そこから挿入した3.3mmの細径内視鏡観察下に単孔式腹腔鏡下胆囊摘出術を5例施行した.3.3mm腹腔鏡の視野は通常の5~10mmの腹腔鏡と比べて遜色なく,平均手術時間は89.7分であった.臍部に内視鏡の挿入がないため鉗子の操作性が向上し,また創部も目立たず,整容的にも十分であった.3.3mm細径内視鏡は今後も種々のminimally invasive surgeryに利用されるものと思われる.
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