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文献詳細

雑誌文献

臨床外科68巻10号

2013年10月発行

文献概要

必見! 完全体腔内再建の極意・7

―胃全摘術後再建―Roux-en Y再建―サーキュラー・ステイプラーを用いた再建(経口的アンビル挿入法)

著者: 民上真也1 福永哲1 榎本武治1 松下恒久1 久恒靖人1 天神和美1 野田顕義1 佐治攻1 大坪毅人1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学消化器・一般外科

ページ範囲:P.1214 - P.1219

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■■はじめに

 腹腔鏡下胃全摘術後における再建は,視野展開や手技が煩雑なため難易度が高く,より安全で簡略化された手技の確立が望まれる.当科では経口的アンビル(OrVilTM)挿入法による食道空腸吻合1~4),およびリニア・ステイプラーを用いたY脚部空腸パウチ付加のRoux-en Y再建4)を行い,手技の定型化を図っている.本稿では上記手技のコツとピットフォールについて概説する.

参考文献

1)福永 哲,比企直樹,徳永正則,他:腹腔鏡下胃切除術における安全・確実な器械吻合.消外31:1243-1254, 2008
2)福永 哲,比企直樹,明石義正,他:経口アンビルを用いた食道―空腸吻合.臨外65:628-632, 2010
3)福永 哲:経口的Anvil挿入法(Orvil法).山口俊晴(編);癌研スタイル.腹腔鏡下胃切除術,2011, pp 143-150
4)福永 哲,民上真也,櫻井 丈,他:進行胃癌に対するD2腹腔鏡下胃全摘術.消外36:131-141, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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