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文献詳細

雑誌文献

臨床外科68巻11号

2013年10月発行

文献概要

特集 術前画像診断のポイントと術中解剖認識 Ⅲ.小腸・虫垂・大腸

小腸腫瘍

著者: 大熊誠尚1 矢永勝彦1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学外科学講座消化器外科

ページ範囲:P.108 - P.113

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はじめに

 かつて,小腸腫瘍が疑われた際の診断法はX線診断法がその中心であった.近年,ダブルバルーン内視鏡(DBE)やカプセル内視鏡(CE)の開発によって全小腸の内視鏡検査が可能となり,小腸腫瘍の診断は大きな転換期を迎えている.

 一方で,小腸の全体像を捉えることのできる小腸造影の意義は大きく,またCTやMRIなどの断層画像は内視鏡では評価できない管腔外の情報を描出できる.特に,CTの進歩により広範囲,高精細な画像の撮影や三次元画像の作製が可能となった.今後,小腸腫瘍の診断,治療方針の決定において画像検査の担う役割が大きくなってくると予想される.

参考文献

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掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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