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文献詳細

雑誌文献

臨床外科68巻12号

2013年11月発行

特集 漢方を上手に使う―エビデンスに基づいた外科診療

癌化学療法の副作用と漢方

全身倦怠感―補中益気湯

著者: 太田惠一朗1

所属機関: 1聖路加国際病院消化器一般外科・消化器センター

ページ範囲:P.1345 - P.1347

文献概要

【ポイント】

◆漢方薬治療は症状が慢性化した状態に行われ,癌化学療法の支持療法のよい適応である.

◆癌化学療法の副作用としての全身倦怠感に有効な西洋薬は少なく,補中益気湯などの補剤が用いられる.

◆癌化学療法時および有害事象の「証」については明らかでなく,今後の検討課題である.

参考文献

1)太田惠一朗:外科における漢方診療の位置づけ.外科治療97:455-460, 2007
2)太田惠一朗,北島政樹:消化管手術と漢方.G.I. Res 18:306-312, 2010
3)NCCN:“Cancer-Related Fatigue” Clinical Practice Guidelines in Oncology Version 1. 2013
4)阿部憲司:癌術後化学療法時の副作用に対する補中益気湯の効果.Prog Med 9:2916-2922, 1989
5)森 清志,斎藤芳国,富永慶晤:肺癌化学療法の全身倦怠感に対する補中益気湯の有用性.Biotherapy 6:624-627, 1992
6)大原 毅,恩田昌彦,二川俊二,他:補中益気湯,人参養栄湯のテガフールとの併用療法に関する有用性の検討.薬理と治療21:4423-4434, 1993
7)乾 宏行,山縣俊之,南方良章,他:補中益気湯による肺癌化学療法の副作用軽減効果.漢方と最新治療2:56-60, 1993
8)長尾和治,西村令喜,松田正和,他:テガフールと補益剤併用療法の検討.東方医14:63-71, 1998
9)加藤士郎,木代 泉,町田 優,他:肺癌に対する補中益気湯とクラリスロマイシンの併用効果.漢方免疫アレルギー13:83-88, 1999
10)上田晴彦,渡部 洋,江藤智麿,他:ドセタキセル併用化学療法の副作用軽減に対する補中益気湯の有用性について.産婦漢方研のあゆみ25:46-49, 2008
11)Jeong JS, Ryu BH, Kim JS, et al:Bojungikki-tang for cancer-related fatigue:a pilot randomized clinical trial. Integr Cancer Ther 9:331-338, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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