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文献詳細

雑誌文献

臨床外科68巻13号

2013年12月発行

文献概要

ひとやすみ・106

外科勤務医を続ける理由

著者: 中川国利1

所属機関: 1仙台赤十字病院外科

ページ範囲:P.1445 - P.1445

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 外科医が勤務医として労働意欲を持ち続ける理由は何であろうか.生活費を得るためもあるが,自分が執刀した手術により,病を患う患者さんが健康を取り戻すことを実感できることが,激務の外科勤務医を続ける最大のモチベーションであると私は思う.

 日本の外科医は,診断,手術,術後管理,癌化学療法,ターミナルケア,さらには麻酔や救急医療までをこなすスーパーマンである.また主治医として受け持つ入院患者さんには,すべてに対応することが責務として求められる.したがって365日24時間,何時も拘束され,自由な時間が持てずに常に緊張を強いられている.さらには各種の委員会などの会議や病院行事への参加も求められる.これらの激務に耐えられるのも,勤務医なればこそ大好きな手術ができるからである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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