icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科68巻5号

2013年05月発行

文献概要

特集 一般外科医が知っておくべき小児患者への対応 一般外科における小児患者

一般外科医が取り扱う小児疾患

著者: 岩中督1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科小児外科

ページ範囲:P.500 - P.503

文献購入ページに移動
【ポイント】

◆小児の外科疾患は原則的には小児外科専門医に委ねるべきであるが,救急領域などで遭遇し,診断や治療を担当する疾患も多い.

◆全身状態が不良の場合には,いたずらに診断に時間をかけるのではなく,専門施設や高次医療機関へ早急に転送することが重要である.

◆成人で診療する疾患が年長児に発症した場合には,小児の特性を十分に考慮したうえで,小児科医のバックアップ体制などに配慮して診断・治療を行ってもよい.

参考文献

1)岩中 督:小児外科の現状と今後.日小児放線会誌26:4-10, 2010
2)岩中 督,宮田裕章,大久保 豪,他:NCDの理念.臨外67:742-745, 2012
3)今泉了彦,岩中 督,松本正智,他:乳幼児腸捻転症の臨床的検討.日腹部救急医会誌18:1139-1147, 1998
4)田中裕次郎,岩中 督:イレウス―小児の場合.菅野健太郎,上西紀夫,井廻道夫(編);消化器疾患の最新の治療2009-2010.南江堂,2009, pp 245-247
5)五藤 周,北野良博,内田広夫,他:当センターでの腸重積症非観血的整復術の方針 日腹部救急医会誌27:687-692, 2007
6)今泉了彦,岩中 督,新井真理,他:小児腹部外傷の治療現況.小児外科33:605-610, 2001
7)今泉了彦,岩中 督,松本正智,他:ピーナッツ気道異物の診断とMRI.小児外科32:74-79, 2000
8)今泉了彦,岩中 督,新井真理,他:小児急性腹症死亡例からみた手術のタイミング.日腹部救急医会誌21:1217-1223, 2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?